USBメモリは消耗品
USBメモリは消耗品です。永久的に保存できると思っていたら、それは大間違い!USBメモリにしか保存していないデータがあったら、今すぐバックアップ(他の場所に同じものを保存)を取ってください。何の前触れもなく、いきなりデータが壊れることがあります。またUSBメモリそのものを、なくしてしまう可能性もあります。
当パソコン教室でも何度も相談されたことがありますが、USBメモリの場合、データを間違えて消去してしまった場合はデータ復旧ソフトを使用すれば元に戻せる場合がありますが、ショートしてしまった場合など直らないことがほとんどです。壊れてからでは遅いのです。
スポンサーリンク
簡易記憶装置
USBメモリは、あらゆるデータを簡単に記憶させることができる、本当に便利な簡易記憶装置です。
基本的にはコピーを取ったデータを他のパソコンで見たり、コンビニでプリントしたりする簡易的な使い方がメインとなります。当パソコン教室でも、学習したデータを生徒さんご自身で管理していただき、皆さん非常に便利に使っております。このように、簡易的に使うには、USBメモリに勝るものはないでしょう。
しかし、記憶するために書き込みできる回数には限度があり、何度も使っていると限界回数を超えたところで必ず壊れますので、消耗品として考えとかなくてはいけません。たまに生徒さんから、「USBメモリって壊れるの?」という質問がありますが、答えは「使い方間違えると、簡単に壊れてしまいますよ」と言う回答になります。
メイン保存場所にはしない
USBメモリをメインの記憶装置にすることは、非常にリスクが高くなりますので、本来やめたほうが良いと思います。しかし、そうせざる負えないことは、たくさんあります。
例でいうと町内会や自治会、サークル等の役員さんが預かるデータです。引継ぎでデータを預かり、任期が終了すると次の役員に引継ぎをします。その間、ほとんどの方がUSBメモリをメイン記憶装置にしたまま何度も上書きをかけて使用しています。これは壊れるという解釈を持っていないから、当然そのようになってしまいます。
まれに、「壊して自分のせいにされても困るから、あたらしいUSBメモリを買って、すぐにコピーを取る。」という話を聞きますが、この場合はそこまで必要ないと思います。
いくらUSBメモリが消耗品だからと言っても、相当な回数は使えます。実際には、引き継いですぐ一度パソコン本体に保存をかけ、任期中はパソコン本体のデータに上書きをかけていき、任期終了時にパソコンからUSBメモリに上書きをかけ、次の方に引き継ぐ形で十分だと思います。
壊れる原因
これはどんなものでも同じですが、書き込みをするたびに消耗していきます。ほか注意しなくてはいけないことは、書き込みが終わってパソコン本体から外すときです。
通常は隠れているインジゲーターを表示させ、取り外しの作業を行ったり、エクスプローラからPC内を表示させたり管理タブから取り出す操作を行ってから、取り外します。これは通電状態を遮断するためで、遮断せずにそのまま取り外すと、ショートしてUSBメモリ本体が壊れるのと同時にデータ復旧が出来なくなってしまうことがあります。
他にも壊れてしまう原因はありますが、パソコン本体からUSBメモリを取り外すときは、十分注意してください。
まとめ
USBメモリは小さくて軽く、持ち運びにも非常に優れており、かつ、使い勝手も非常に良く、これ以上のものはない非常に優れた簡易記憶装置だと思います。ただし、一生ものではありません。必ず壊れる消耗品なので、定期的に交換をおすすめします。
また、このようにネガティブな話をすると過度な反応をする方がいらっしゃいますが、神経質になる必要はございません。ただし、データは必ずパソコン本体に保存して、簡易記憶装置として使用しましょう。
USBメモリは非常に便利ですが、使用方法を間違えると高い代償を払うことになりますので、あくまで消耗品として適正な使用方法をおすすめします。
参考までに、感じることは少ないと思いますが、パソコンの基本性能によってUSBメモリの書き込み速度が異なります。性能の劣るパソコンで大量のデータを一度に処理すると、エラーの原因となり、USBメモリも壊れやすくなります。パソコンの基本性能は別記事の初めて買うパソコンの選び方を参考にしてください。
>>参考記事:初めて買うパソコンの選び方
スポンサーリンク